学習 簿記

【合格体験記】日商簿記三級に2週間で合格した勉強方法

2024/5/20

先日、日商簿記3級に合格することができましたので、勉強方法や所感などをまとめていきます!

2024/5/20時点での内容となりますので、最新の内容は公式ホームページ等をご確認ください。

日商簿記三級試験とは

日商簿記三級試験とは、簿記の基礎的な知識を問われる試験であり、小規模な企業での経理業務に求められるレベルの内容となっています。

企業におけるお金の流れや経営状況への理解が深まるため、経理業務に直接的に関わりのない人でも、ビジネスに役立つ知識が得られます。

日商簿記は入門レベルの三級、中級レベルの二級、上級レベルの一級の3種類があります。

いずれも受験資格などは特になく、三級を取得していなければ二級を受験できない、といったようなことはありません。

三級と二級については統一試験(筆記試験)とネット試験(テストセンターで受験)があり、一級については統一試験のみとなっています。

日商簿記三級についての詳細は以下の通りです。

●日商簿記三級

試験名日商簿記三級
受験料3300円 (ネット試験の場合は事務手数料550円が別途発生)
試験時間60分
試験科目商業簿記
合格基準70%以上
受験資格なし

試験内容について

試験は大問3つで構成されています。

第一問は仕訳(会社で発生した取引の記録)、第二問は帳簿記入・勘定記入、第三問は決算です。

配点は第一問が45点、第二問が20点、第三問が35点で合計100点満点の試験です。

合格基準は70%のため、70点以上で合格となります。

合格のための戦略としては、第一問の仕訳問題で40点ほどを取り、残りの30点を第二問・第三問で取るというのがオススメです。

理由としては、

  • 仕訳は簿記の基礎であり、仕訳が得意になると第二問や第三問も得点アップが望める
  • 第二問・第三問は第一問に比べ難易度が高く、高得点が狙いにくい

があります。

特に短期間での合格を目指している方には、仕訳を正確に行えるように繰り返し練習して第一問でほぼ満点を取る気持ちで臨むことが大事かと思います!

学習方法について

私が実際に合格までに行っていた勉強方法や教材について紹介します!

勉強時間は約2週間で、仕事のある日は2~3時間程度、休みの日は7時間ほど行っていました。

簿記についての知識が完全に0の状態から始めたため、「財務諸表読める」という方や「仕訳や勘定については理解している」といった方はもっと勉強時間は少なくすむかと思います!(私の場合は、簿記とはなんぞや?という取っ掛かりの理解に一番時間がかかりました笑)

教材

・いちばんわかる日商簿記3級の教科書 ・いちばんわかる 日商簿記3級の問題集

私はCPA会計学院さんが出版されている、こちらのテキストと問題集を使用しました。

始めにこれだけは言わせていただきたいのですが、こちらの教材は控えめに言って「神」です!笑
CPA会計学院さんありがとうございます!

(私はこちらの教材しか使用したことがないため、偏った意見となっていることをご理解のうえ以降読んでいただけたらと思います)

まず何が良いかといいますと、こちらのテキストに沿った講義動画が無料で見ることができる点です。上記の通り、私は簿記についての知識が0の状態でしたので、講義形式で内容を学べるというのは非常に理解の助けとなりました。

そして何より講義の内容が分かりやすい!新しいことに対する理解力の乏しい私でも、内容がすんなり理解できました笑
講義は倍速再生が可能なところも良いですね!

(ちなみにですが、講義動画と上記テキスト・問題集のPDFについては、書籍を購入しなくても無料で閲覧することができます。そのため、私は書籍で欲しい派ですので購入しましたが、極論0円でも勉強できてしまいます。詳しくは、「CPA learning」で検索してみてください!)

プラスしてネット模試も公開してくれていますので、もう至れり尽くせりですね笑

さらにテキストの構成と、カラフル過ぎず見やすい記載が個人的に良いと思っています。

必要に応じて図を交えながら内容の説明➡例題という流れとなっており、テキストだけでも主要な内容と問題を押さえることができます!

もちろん問題集もプラスであると、より問題演習の経験が積めて間違いなく良いのですが、テキストの例題を繰り返し解くことでも合格できるのでは?と思うほどでした。

勉強の仕方ですが、私は以下のように行っていました。

  1. 講義動画を見て内容理解。そのあと問題集でアウトプットによる復習(講義を一気に見て一気に問題集を解くのではなく、章ごとに講義と問題集をセットで行う方が定着しやすいかと思います)。
  2. 講義動画を一通り見終えたら、問題集にある試験対策問題を解く。
  3. ネット模試を3回分解く。
  4. 問題集の試験対策問題とネット模試を繰り返し復習する。

上記のように勉強進めていましたが、ネット模試は講義動画を一通り見終えた段階で1回分解いてみるのも良いかもしれません。

いずれにせよ、問題集の試験対策問題とネット模試の内容を完璧になるまで繰り返し復習することで合格できる実力は付けられるかと思います。

簿記三級の合格を目指している方は、こちらのテキスト(余裕があれば問題集も)をしっかりやりこめば、十二分に合格できると思いますので本当にオススメです!

・Tripsさんの「簿記3級」アプリ

こちらは仕訳問題を確認できるアプリなのですが、移動時間や隙間時間にやっていました。

こちらはシンプルかつ使いやすく、簿記三級についていくつかのアプリを入れてみましたが、私はこちらが一番気に入りました。

先ほども触れた通り、簿記三級は仕訳問題で高得点を目指すことが重要ですので、こちらで仕訳問題への対策を隙間時間にするのがオススメです!

試験を終えて所感や振り返りなど

試験を終えて特に感じたことは、以下です。

  • やっぱり仕訳が重要!
  • 自分がどのようなケアレスミスをしやすいか事前に洗い出しと対策をすると良いかも?

1点目ですが、やはり簿記三級では仕訳が何より大事だなと試験終わっても感じました。

というのも、ネット模試などでは9割以上とれていて自信があった私ですが、本番は70%ギリギリという点数での合格でした笑

第二問が難しく、ほとんど点数が取れていなかったのですが、仕訳問題がほぼ満点だったことで救われました…
仕訳重要です!

2点目は、計算ミスや自分で書いたメモの読み取りミスなど、自分が起こしやすいケアレスミスを予めネット模試段階などで確認し、対策を立てることも重要だと思いました。

ありがちなのが、仕訳の勘定選択ミスや貸借不一致などです。

指差し確認する、最後に必ず貸借一致を確認する時間を設けるなど、何らかの対策を立てることでより安定した合格が目指せるかと思います!

今回ご紹介した教材はこちら

・いちばんわかる 日商簿記3級の問題集 ・いちばんわかる 日商簿記3級の問題集

-学習, 簿記